薬なしで偏頭痛を治しました。 ~偏頭痛からの解放~

偏頭痛の市販薬について

市販薬で逆に頭痛が起きる?!デメリットを知ろう

ドラッグストアーに行くと沢山の鎮痛薬がところ狭しと並んでいます。
いったい何がどのように違うのでしょうか?

●市販鎮痛剤の主成分
最初に主用成分から見て行きましょう。
市販されている鎮痛薬の主な成分は「アスピリン・イブプロフェン・アセトアミノフェン」の3つが上げられます。
「アスピリン」は炎症・発熱作用を持つ物質が体内で作られるのを抑制する働きがあります。
「イブプロフェン」は解熱・鎮痛効果が高く、特に痛みに炎症が見られ赤く腫れ上がる痛みの場合には適しています。
同様に「アセトアミノフェン」にも解熱・鎮痛に優れて効果があり、更に寒気などの症状を緩和させる働きもあります。

●服用時の効果の違いや関係性
この様に見てゆきますと上記の3つの成分に明らかな違いを見ることは出来ません。
ですが服用するとそれぞれの違いを感じることがあります。それは何が関係しているのでしょうか?
「アスピリン」には血液が血管に凝固したり、タンパク質や血球が血管の中から血管の外へ出るときの出やすさの阻害による鎮痛作用に効果を表し、軽度・中等の痛みには有効ですが、内臓痛には効果が見られません。
そして「イブプロフェン」と「アセトアミノフェン」では投薬可能量が異なり、低く制限されているアセトアミノフェンよりイブプロフェンに効果を実感しやすいです。
副作用で見てゆきますと、「アスピリン」では胃腸の調子が芳しくなくなり、「イブプロフェン」においても、免疫力の低下により胃障害を引き起こすこともあります。
しかし「アセトアミノフェン」は胃に対する負担が少ないのです。

●鎮痛剤服用におけるデメリット
ここまで鎮痛薬の極々基本的な知識に触れてきましたが、このような市販の鎮痛薬を飲み続けることへのデメリットも知っておきましょう。
毎日薬を飲んでいるのに頭痛が治まらず、さらに市販薬や処方箋薬を服用することで「二次性頭痛」を引き起こしている方がいることをご存知でしたか?
薬剤の使用過多による頭痛を「薬物乱用頭痛」と言います。中等から重度の頭痛を繰り返し仕事や家事、社会生活をおこなうため早めは早めの服用が日常化し服用量が増え続けることで引き起こされてしまうのです。
診断基準の一つを見てみますと「3ヶ月を超えて、1ヶ月に10日以上、定期的に1つ以上の複合鎮痛薬を摂取」することで薬物乱用頭痛に至ってしまいます。


色々と書きましたが、実は市販薬には偏頭痛を治す作用はないと言われています。軽い痛みであれば抑えることもできますが、根本的な治療にはなりません。
また、市販薬は処方薬よりも「薬物乱用頭痛」に陥ってしまう可能性があるので注意しましょう。